母と娘の共依存関関係を克服する方法とは?

母親と娘は仲が良い、これは別になんでもないいいことですよね。ただし、度を越して母が娘に干渉しすぎて娘が自立したくてもできないという場合があります。それを共依存というのですが、今回はそれについてお話していきます。


こんにちは。心理カウンセラーの深海です。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

今日は、さまざまなところに存在する共依存関係の中でも、母親と娘との間に存在している共依存について、その克服方法を含めてお話をしたいと思います。

●何が問題なのか

日本における、母と娘の共依存は、非常に深刻な問題を引き起こすことがあります。

よく最近は、母と娘の確執……などという言葉で、テレビなどでも取り上げられるようになり、「これは、私のことだ……」と思い当たるという人も多いと思います。

海外では、あまり無いことなのだそうです。思春期のはじまりを、自立のはじまりとして盛大にお祝いし、その後は母親であっても娘の言動や身の処し方、将来についてはさほどに口出しをしないのが常識なのだとか。

一方で、日本ではもちろん例外はありますが、こと母と娘になると、娘が社会人になってからも、食事をつくり身の回りの世話をやき、娘が家を出たり、自立しようとすると、あまつさえそれを邪魔しようとする母親も珍しくはありません。

母は「娘のために」「この子は私がいないとダメなのよ」と大手をふって娘の世話をすることで、娘を支配すると同時に、自分の存在価値をつくりあげています。

ですから、娘が母の手の内から巣立とうとするときは、自分の存在価値を崩されるのを防ぐためにそれを妨害し、泣き叫んで哀れみを乞うことさえもあるのです。

娘のほうは、母親よりも先に共依存の関係に気づくことが多い。

母親の世話焼きを鬱陶しいと思い、自立を求めます。しかし、ことは自分の母親ですから「見捨てるのはかわいそうだ」となります。育ててもらった恩を……と思うこともありますし、

母親のほうからそれを持ち出されることもあり、最終的に自立することが難しくなるケースも続出しているのです。

こうした母娘の共依存から抜け出す方法は2つあります。
1つは、娘のほうから思い切って、母親を切り捨てる方法です。
育ててもらった恩はあるけれども、それはそれ、これはこれだ! と、罵倒されようと泣き叫ばれようと家を出て自活をはじめる。
海外留学という形を取る人もいるようです。
家を出ないまでも自立をはじめようとすると、母親から尋常ではない嫌味の攻撃を受けることもありますが、
これに負けずに自分の意志を貫き通すことで、少なくとも共依存の関係を終焉させることはできます。

もうひとつ、平和な方法としては、母親のほうから娘の自立を促してやることです。

確かに、母親にとって娘とは、かけがえのない愛しい存在です。自分の存在価値云々はともかくとして、何をおいても守ってやりたい自分の分身。

ですが母親が離別を渋っていては、母親思いの娘であればあるほど母親に束縛されてしまいます。

そのうち、娘のほうから母親を切り捨てようとしたときには、母娘の関係がこじれて絶縁状態を招くこともありますので、それを思えば、母親から促す自立は、母娘のスープのさめない、良好な距離感を先々何十年も保つ平和的な方法であると言うことができます。

母親から自立を促したにも関わらず、娘が「お母さんがかわいそう……」などの理由をつけて自立を望まない場合は、共依存という病的な関係のことを説明して娘自身に考えさせるのも、母親としての大仕事かもしれません。

課題の分離(それぞれが独立した課題やミッションをもって生きている)を理解することが幸せのヒント

私たちはそれぞれが独立した人間であり、独立した人生の課題を持っています。

そしてそういう前提でお互いが尊重すること、それを心理学では「課題の分離」などと言ったりします。

心の学びを深め、トレーニングを重ね、お互いの課題の分離をしっかりと認識できるようになっていくと、人間関係も親子関係も、お互いが独立しながら、良い関係を保っていくことができます。

母娘の共依存の問題は、これからの日本でますます大きくなっていくことでしょう。

少し前までは、「友達おやこ」という名前で仲良し母娘が話題になりましたが、その裏には共依存という深刻な問題が隠されていたわけです。

お互いがお互いにとって大切な存在だからこそ、お互いが、お互い以外の楽しみや生き甲斐を見つけるのも、幸せのうちなのではないか、それでこそ確執少なく、死ぬまで親友でいられるのではないかと、そんなふうに私個人としては、思う次第です。

母と娘の共依存について理解できましたでしょうか。もっと親子や人間関係の心の学びや知識を得たい方はこちらから

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