もし、職場で双極性障害の上司や同僚を持ったら?その接し方は?

近年、職場でうつ病が原因で休職される方がいるなんてことは珍しいことではなくなりました。今回はまだそこまで認知度が高くない双極性障害という症状に注目し、そういった方との接し方についてお話させていただきます。


こんにちは、心理カウンセラーのサチです。
MakeYouSmileマガジン!に投稿させていただきます。

最近は、数多くの会社・組織内で、『うつ病の方への接し方マニュアル』が整備されるようになり、
それに伴って、うつ病で会社を休職、また復職をしているケースも、以前ほど珍しいことではなくなりましたね。
しかし、“双極性障害”はどうでしょう?
“双極性障害”は、うつ病に比べて絶対数が少ないこともあり、知名度も低く、
『双極性障害の方への接し方マニュアル』があるところは、一般的な企業・団体では、まずないのではないでしょうか。

そのため、いざ、自分の上司や同僚、部下に、“双極性障害”の診断が下りたとしたら、
いったいどう接して良いのだろうか、迷われるかと思います。

ある中小企業の社長さんが、双極性障害を発症し、診断されるまでを例にとって、
『職場においての“双極性障害”の方への接し方を3つ』ご紹介しましょう。

●どんな風に接していけばいいのか

50代後半 印刷会社の代表取締役、
会社自体は、従業員120人以上の規模で、3代続く老舗。
社員の方によると、社長はとても有能なのですが、少しワンマン気味なところもあり、
社員は彼に従属している印象が強い、のだそう。

あるとき、社長に、躁の症状があらわれたのですが、周囲は病気とは気づかず、
また、直接意見できる者もいなかったため、社員の女性がクリニックに相談に訪れたのです。

「実は、最近、ウチの社長の様子が変なんです。
会議中に、急に、社員を激しく恫喝(どうかつ)したりだとか、
社にとって重大なことも、幹部社員にすら、全く相談しないで、
一人で決めてきてしまったりなんてことが、目立つようになってきましてね。
以前も、ワンマンなところがありましたが、こんなことは初めてで・・・。
そうかと思うと、ものすごく機嫌が良くなって、社員をよく飲みに誘ったりして。
でも、やっぱり変なんです。だって、社長、もともと、お酒飲まないんですから。」

相談にいらした社員の方は、社長づきの秘書のような仕事もしているので、一番、彼の変化に気づけたのですね。
そこで、医師は、3つのアドバイスをしました。

1、本人の権限を、なるべく分散させてください
2、担当医、家族と連携してください
3、復職しても、しばらくは見守ってください

特に、社長のような、会社で最も大きな権限を持つ場合、症状次第で、周囲も影響されてしまいます
たとえ、ワンマン社長といえども。取り返しがつかなくなる前に、幹部社員の方たちが、
協力しあって、社長に治療を優先するよう、進言しなければなりません。
躁状態から、うつの症状に移ると、そこでもまた、仕事の能率が激減したり、自暴自棄になったりするので、目は離せません。
ご家族、担当医と連携しながら、ご本人の治療・休職・復職を支えていきましょう。

それから、社長は、周囲からの強力な説得によって、治療をスタート、休養もし、最終的に、社長業への復帰を果たしたのです。

もし、あなたが、双極性障害の上司や同僚への接し方に困ったら、ほかの従業員の方と協力して、治療を見守ってください。
どうしても戸惑うことがあれば、素人判断せず、医師・カウンセラーに、アドバイスを受けることも、重要です。

職場で双極性障害の上司や同僚を持った時の接し方は理解できましたでしょうか。ほっとするような話をもっと聞きたい方はこちら

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